『残響のテロル』感想
これまたTwitterからの転載ですが、『残響のテロル』の感想です。
ひとつめは8話か9話か見ていたころのもの。フジでどうだったのかはわかりませんが、関西テレビでは、番組表で、『残響のテロル』という番組名の横に或る説明文(?)がつくのですが、それに対するツッコミ。
ふたつめは、最終回までどうにか見ての感想です、が、認知的不協和をどうにかしようとして結局投げ出した、という感じ。
【Amazon.co.jp限定】残響のテロル 3(オリジナルステッカーver.3付)(初回仕様限定版) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: アニプレックス
- 発売日: 2014/11/26
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログを見る
◆ひとつめ
しかし番組表で、番組名「残響のテロル」の横に書いてある【大規模爆弾テロで、この国を眠りから覚ましたのは二人の少年だった】っていう説明文と、内容との乖離が気に入らない。
— 110 (@it_takes_davi) 2014, 9月 13
日本政府が原子爆弾を作っていた、人工的にサヴァン症候群様の人間を作ろうとしていた、っていう陰謀論みたいな内容で、日本はなんの眠りから覚めろというのか。厚生省主導の人体実験に対してオンブズマンにでもなって、政府の非人道的な陰謀に対して目を光らせろとでもいうのか。
— 110 (@it_takes_davi) 2014, 9月 13
アイヒマンかなにかを指そうと思ってるっぽい台詞が出たからか、機序にただ依存し判断を委ねるんでなく、個々人の自律的な意志とか理性とか、そんなんを称揚せんとする、みたいな内容に見える。アイヒマン批判には人間の心性に訴えるものが普遍的にあるかもしれんが、陰謀論のなかで言われてもなぁ……
— 110 (@it_takes_davi) 2014, 9月 13
◆ふたつめ
「残響のテロル」を(頑張って)見た感想。個人的にはどうしてこうもリサが無能……というのはひどいか、まぁ、セカイ系の主人公のごとく無力だったのか、そこが気になる。ナインとツエルブのもとを去ったり、観覧車でナインのところに行ってくれって言ったり、こういった場面での彼女には「それでも→
— 110 (@it_takes_davi) 2014, 9月 26
私を選んでくれるよね」的なことを言いたいふうに見えて、種類は違うとは言え、だからリサはなんだかんだで彼女のノイローゼ母と同じで、誰かから必要とされたいから誰かを必要とする、みたいな人間に見えた。そんでこんな妄想を踏まえて、このアニメはいっそ、なんかすごい目的を持ってテロとか→
— 110 (@it_takes_davi) 2014, 9月 26
やってる男の子ふたりと出会ったけど、どうやったらこの人達に私を必要だって思わせられるかしら、みたいな感じの話を(スイーツ臭薄めで)やってたら、ナインに私の存在刻み込みたいからアメリカ利用してゲームやっちゃうわ、っていうハイヴさんとの三……ていうか四画関係できて、「人を必要とする→
— 110 (@it_takes_davi) 2014, 9月 26
こと、人から必要とされること」みたいなテーマが際立ったりしたんじゃないか、という妄想。まぁ茶化してこう言っているだけで、政治みたいな(クッサイ)要素抜きにしたら、だいぶこんな話に見えはする。で、リサの無力さについて、彼女は基本的には当然? のことにしろ、政治の世界の闇も知らない→
— 110 (@it_takes_davi) 2014, 9月 26
ただの一般人の代表で、ただ、ナインとツエルブと知り合ったことでそれの一端に触れることになった、という立場なんだろうけど、ここでの彼女の心情は、ナインとツエルブのふたりに関するものしか生じてない、例えば、なんかスゴいことやってるふたりがいるけど、私はその役に立てない、だから罪悪感→
— 110 (@it_takes_davi) 2014, 9月 26
みたいな感じのがあるだけで、そこには、ふたりに過酷な運命を強いてきた日本の闇への怒り? とか、それを知らずにのほほん……でもなかったろうけど、知らずに生きてきたことへの罪悪感とか、そんな感じの感覚はほとんどなさげだったように見える。まぁ浅羽君とかシュウちゃんとかまどっちみたいに→
— 110 (@it_takes_davi) 2014, 9月 26
悩めと言いたいわけでもないが、日本や世界をまきこんで、それに対して自分の存在をどうたらこうたらするこういう話において、主役とそれの(そして自分の)生きてきた世界を俯瞰的に見れる筈の準主役という立場をはっているにしては、彼女はあまりに個人的な理由でしか動いてなかった、という感じ。→
— 110 (@it_takes_davi) 2014, 9月 26
まぁ俯瞰的に見るっていうその立場は本来、その過去ゆえにスピンクスの問題を解くよう運命付けられていたオイディプス柴崎のものであったわけだけど、この髭は謎を解いていくっつう役割を担ってもいたわけで、また、ナントカ塾という日本の闇もテロの激化と共に徐々に暴かれていかなきゃならんかった→
— 110 (@it_takes_davi) 2014, 9月 26
わけで、つまり柴崎がこの俯瞰的な立ち位置に来れるのは最後の最後でしかなかった、のかもしれないけど、もうちょっとコイツがはやくこういう立ち位置に来れてて、警察とテロリストという敵同士だけど、日本の闇という共通の敵もいるからどこかでは繫がりあってる、みたいな関係性なんだということを→
— 110 (@it_takes_davi) 2014, 9月 26
もっと強調できていたら最後もっと盛り上がったかもしれない。ただそういう展開にしようとしてたらハイヴさんは邪魔だったかも。或いはリサと柴崎とがもっとはやく出会っていたらという展開もアリだったかも。なんかいろいろとかみ合ってないアニメだったな、ということを思ってもう面倒だし感想終了。
— 110 (@it_takes_davi) 2014, 9月 26